新型コロナウイルスの影響が続くJR四国で、2020年10月の鉄道収入が前の年の約6割まで回復しました。
JR四国の10月の鉄道収入は17億9600万円で、2019年の同じ月の59.4パーセントでした。
10カ月連続で前年を下回っていますが、最も落ち込んだ4月の22.2パーセントから回復を見せています。
定期券を除いた収入の内訳を見ると、四国内が前年の72.7パーセントに対し、本州方面は44パーセントにとどまっています。
(JR四国/西牧世博 社長)
「四国内はそこそこ戻りつつあるんですけど、本州方面はなかなか戻りきっていないという状況に変わりはございません」
一方、全国的な「第3波」の感染拡大で11月の鉄道収入は、速報値で前年の52パーセントと減少傾向に転じています。
西牧社長は、年明け以降、車両の数を減らすなどさらなる経費削減に取り組む必要性に言及しました。