岡山県笠岡市の島で12歳以上の島民を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が17日、始まりました。
笠岡市は、笠岡諸島の6つの会場に医師らを派遣して、希望する12歳以上の人に新型コロナウイルスのワクチンを接種します。このうち、島の中で最初に接種が行われた飛島では、45歳から102歳までの26人が17日に接種を受けました。
(記者リポート)
「こちらの会場では接種の効率を上げるため、医師と看護師が接種して回っています」
接種は、島の診療所に2週間に1回訪れている医師が行いました。2回目の接種は、7月8日に行われます。
(接種を受けた島民は―)
「ちょっとでも、1日でも早くしたほうがいい。年寄りを抱えとったら大変」
「自分もうつっても困るし、人にうつしても困る。なったら病院いっぱいらしいやん、それが一番困る」
笠岡市によりますと、笠岡諸島の島民で接種の対象となる12歳以上の約1500人のうち、800人ほどが接種を希望しているということです。また、島で働く市の職員や教員などにも接種する方針です。
他の島での接種は、7月に始まる予定です。