11月に入り各地で少しずつ紅葉が進んでいます。香川県と徳島県の県境にある寺でも葉が色づいていました。
香川県と徳島県の県境にある「雲辺寺山」。
山頂までのロープウェーからは讃岐平野や瀬戸内海が一望できます。
標高927メートルの山頂に位置する四国霊場第66番札所の雲辺寺では一足早く紅葉が始まっています。
(赤木由布子リポート)
「スギやヒノキなどの針葉樹の中、赤や黄色に色づいたモミジが映えます」
本堂と大師堂を囲むように育つ約400本のモミジが鮮やかに色づいてきています。
雲辺寺は四国霊場の中で最も高い場所にあることから、別名「四国高野」と呼ばれています。
約1200年の歴史がある寺と紅葉のコントラストは荘厳な雰囲気が漂います。
10月上旬は気温が高かったため色づきは例年より遅めでしたが、ここ数日の冷え込みで一気に紅葉が進みました。
ふもとよりも2週間ほど早い秋の深まりにお遍路さんや参拝者の方は見入っていました。
(訪れた人は―)
「きれいに紅葉してますね」
「天気はいいし空気はいいし、ちょうどいい日に来られて幸せです」
見頃は例年通り11月中旬までの見込みです。2週間後には山全体が赤や黄に色づいていくということです。
紅葉シーズンに合わせて11月21日までの土日祝日は雲辺寺の境内や山頂の公園でイベントが開かれます。
(四国ケーブル企画営業部/赤川大樹さん)
「地元観音寺や三豊、遠いところでは高松だったり愛媛、徳島県からもおいしいパンやお菓子、コーヒーのお店を呼んでおりますので、そちらの方にも寄っていただいて、紅葉見た後はお腹も満たせていただきたいと思います」
ロープウェーは通常、大人が往復2200円ですが、今は観音寺市がキャッシュバックのキャンペーンを行っていて、申請をすれば実質往復1000円で乗ることができます。