岡山県の名産品「ノリ」の今シーズン初めての入札会が岡山市で開かれました。
入札会には岡山県で生産された約750万枚のノリが出品され、全国から集まった商社の担当者が色や艶を見て出来栄えを確かめました。
岡山県漁連によりますと、2021年は雨が適度に降るなど天候に恵まれ、良質なノリが育っているということです。
県内12の漁協で昨シーズンより2000万枚多い約1億6000万枚の生産を見込んでいます。
岡山県産のノリの価格は年々上昇傾向にありましたが、新型コロナによる外食産業や業務用の需要の落ち込みで、2020年の初入札では1枚あたりの平均価格が13円17銭と前の年を1円66銭下回りました。
17日の入札では、1枚あたりの平均価格は13円21銭と2020年を4銭上回りました。
(岡山県海苔入札指定商組合/山本昌志 理事長)
「今年はコロナも明けてしっかり需要が増えていくことを期待して、良いノリを高く買う、しっかり仕入れして生産者の方にもいいノリを作っていただきたい」