春のセンバツ高校野球の出場校が28日に発表されます。21世紀枠の四国地区の推薦校となった高松第一高校は吉報を待ちながら目の前の練習に打ち込んでいます。
学校から約6キロ離れた室内練習場にやってきた高松一高野球部。学校ではボールを使った練習ができません。週に2、3日だけ場所を借りてキャッチボールやバッティングをしています。
練習時間も2時間と限られていますが選手たちは前向きに練習に打ち込んでいます。
(山下悠馬 主将[2年])
「気にしてないというかむしろプラスに捉えて、(全体での)練習時間が短い分、個人の練習ができる時間は強豪校とほとんど変わらないと思っているので、プラスに捉えて練習してます」
部員13人と少人数ながら2021年秋の香川大会ではベスト8に進出。春のセンバツでは21世紀枠の四国地区の推薦校に選ばれました。
(山下悠馬 主将[2年])
「強いチームが必死に練習して行けるところで、小さい頃からの夢だったので、出られるチャンスがあるかもしれないっていうのはすごくうれしかった」
2年生の峰久輝星は高校入学当初は野球部ではありませんでした。
(峰久輝星 選手[2年])
「最初の少しだけ合唱部として活動していました」
中学校で合唱部と野球部を兼部していた峰久は勉強との両立を考えて合唱部を選びました。しかし、夢の舞台への思いが峰久を高校野球に呼び戻しました。
(峰久輝星 選手[2年])
「小さい頃に甲子園を見ていて、捨てきれないものがあって。高校でも高校野球の一味違ったものを経験して、これから先に生かしたいと思ったので」
手にすれば1972年の夏以来50年ぶりとなる甲子園への切符。21世紀枠は各地区の推薦校9校の中から3校が選ばれます。
吉報を待ちつつ、大きな舞台を前に部員13人の野球部は目の前の練習に打ち込みます。
(山下悠馬 主将[2年])
「ワクワクもしてるんですけど、それよりかは目先の結果じゃなくって、春の大会であったりとか夏の大会で良い結果を残せるように練習しています」
センバツ高校野球の出場校は28日に発表されます。