「香川県独立の父」ともいわれ、明治から大正にかけて政治家、財界人として活躍した中野武営をもっと知ってもらおうと、高松市内の小学校が教材作りに取り組んでいます。
(記者リポート)
「教材作りに取り組んでいるのは、香川大学教育学部付属高松小学校4年みどり組です」
2021年12月から社会科の授業で約10時間かけて中野武営について学んでいて、4日は最終日です。
武営の功績の中から教材として何を取り上げるかについて話し合いました。
(児童は―)
「中野武営がいないと今の香川県がないから感謝しています」
「政治家とかいろいろとやっているところが、二刀流・三刀流以上やってるところを僕も見習いたい」
「中野武営は日本のこととかを考えながら香川県のことを一番に考えていてすごい」
「尊敬するというか、これからお手本にしたい」
(香川大学教育学部付属高松小学校/轟秀明 教諭)
「子どもたちは武営さんを大好きになっていますので、子どもたちもぜひ県内の小学生とか多くの人に知ってもらいたいと思っているので、私も一緒に伝えていきたい」
今回の取り組みには中野武営の銅像設立に向けて募金活動を続けている中野武営顕彰会と松平公益会も協力することを決めています。
顕彰会の佐伯会長らが4日の授業を参観し、児童にアドバイスしていました。
教材は10ページほどの冊子にまとめ、香川県内の小学校などに置いてもらう予定で、3月中の完成を目指しています。