2021年、大阪のビルで25人が犠牲となった放火殺人事件を受け、岡山市消防局が雑居ビルを点検した結果、6割近くのビルで不備が見つかりました。
岡山市消防局では2021年12月下旬から1月末にかけ、市内の雑居ビル約270棟で消火器や火災報知器の管理状況や避難経路などを点検しました。
大阪市のビルと同じように屋内に階段が一つしかなく、3階以上に診療所や飲食店など不特定多数が出入りする施設があるビルが対象です。
点検の結果、約6割にあたる157棟で避難器具の設置場所を示す標識がなかったり、避難経路に物が置いてあったりしました。
岡山市消防局は、違反があった建物について改善を指導したり、改修計画書の提出を求めたりして、出来るだけ早く是正するよう求めています。