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点検してますか?住宅用火災警報器 岡山県の消防本部が呼び掛け【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えするこつこつ防災です。

 みなさんは、「10月10日」は何の日か知っていますか。実は「住宅用火災警報器点検の日」です。火災警報器の設置や点検を呼び掛けようと、岡山県の倉敷市消防局が2021年に考えたそうです。

 住宅用火災警報器の設置が義務化されて2021年で10年。6日は、岡山県の6つの消防本部が一斉に点検を呼び掛けました。

 キャンペーンには倉敷や総社、新見など6つの消防本部や地域のゆるキャラなどが参加しました。そんな中、登場したのは……

(赤木由布子リポート)
「住宅用火災警報器、略して住警器。この住警器、ならぬ『住ケーキ』でプロジェクトを盛り上げます」

 住宅用火災警報器の形をしたケーキです。

 住宅用火災警報器は、火災が起こった時に煙を感知して危険を知らせるもので、「寝室」などに設置します。

 設置が義務化されて2021年で10年。2021年6月時点の設置率は、岡山県が77.8%で全国36位、香川県は74.7%で全国42位と、いずれも全国平均の83.1%を下回っています。

 この現状を改善しようと、倉敷や総社など備中6つの消防本部が設置や点検を呼び掛ける動画も2021年に新たに作成しました。

 住宅用火災警報器は電池で動いているものも多く、定期的に電池交換が必要です。また、時間が経って部品が寿命を迎えると火災を感知しなくなることもあります。

 交換の目安は10年です。設置からまだ一度も替えていないという方は、この機会に本体の交換を考えてみてください。

 点検の方法はボタンを押すかひもを引っ張ると、正常に動いているものの場合は警報音や音声が鳴ります。

(倉敷市消防局 予防課/石原一孝 課長代理)
「(Q.点検はどれくらいの頻度で?)できれば1年に1回は必ずしてほしいと思います。これを見た方は『点検しよう、ひもを引っ張ろう、ボタンを押そう』としていただければありがたいと思います」

 住宅用火災警報器は基本的にすべての寝室に設置しますが、寝室が2階の場合は2階につながる階段にも設置します。

 高齢の方はご家族が協力して点検や取り換えをしてください。住宅用火災警報器はホームセンターや電気店で購入できます。

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