8月、大阪市道頓堀のビルで火事があり消防隊員2人が死亡しました。これを受けて11日、高松市消防局が特別査察を始めました。
11日は高松市北消防署の署員ら14人が高松市の飲食店を訪れ、大阪の火事で延焼拡大の要因になったとみられる屋外広告や消火活動の邪魔になるものがないかを確認しました。
また消火器や避難誘導灯などが適切に管理されているか、避難経路となる階段や通路に障害物がないかをチェックしました。
特別査察の対象は、飲食店など不特定多数の人が訪れる店舗が地下や3階以上にあり、避難に使える階段が1つしかない約100棟の建物です。
(高松市北消防署/竹内誠 署長)
「(Q.今回の査察でどのようなことを目指す?)市民の安全はもちろん、隊員の安全についても万全を期して臨んでいきたい」
(飲食店のビルのオーナー)
「(大阪で)大きな火災が起きたので、我々飲食店としても万が一火災が起こった場合はお客様を安全に避難誘導できるような形をしっかりとっていきたい」
高松市消防局は2025年中に全ての査察を終えたいとしています。