テーマは、「もし飼育するなら……?」です。香川県宇多津町の四国水族館に、絶滅した古代生物を再現したフィギュアが展示されています。
約3億7500万年前に生息していたとされる魚類と陸上生物の中間的な生き物、「ティクターリク」のフィギュア。表面のつやによって、うろこが水に濡れてしっとりしている様子が表現されています。
(山下佳乃リポート)
「水面から陸地に上がろうとしている様子なんですけれども、前脚部分を使って上半身を持ち上げる姿までリアルに再現されています」
四国水族館で開かれている企画展。
会場には、大手フィギュアメーカー「海洋堂」が作ったフィギュア約1000点が飾られています。メインは、水槽に展示されている5体の古代生物です。
古代生物が好きな四国水族館の飼育スタッフが「もし飼育するなら……」と妄想して水槽の中の環境を整えました。
(四国水族館/清水洋平さん)
「生き物を飼育している施設ですので、生き物に興味を持ってもらうきっかけの1つとして、今回、海洋堂様のフィギュアをお借りする機会がありましたので、こちらを活用して展示を作りました」
他にも7000万年ほど前にいたとされる大型のカエルなど、迫力あるフィギュアを楽しむことができます。
(訪れた人は―)
「今の生き物と比較して、妄想したりすること自体も好きなので、こういうのを見るとやっぱり楽しいですね」
この企画展「海洋堂フィギュア×妄想アクアリウム」は、5月15日まで開かれています。