高松市の高校生が香川県の伝統工芸「香川漆芸」をアピールしようと、自分たちで作った商品を栗林公園にある店で販売しました。
香川県の特産品などを販売している高松市の「栗林庵」に高松工芸高校の生徒約20人が集まり、香川の伝統工芸「香川漆芸」の商品を販売しました。
高松工芸高校には香川漆芸を広めるのを目的にした部活動があり、今回はその一環です。
香川漆芸は、複数の技法を使って色とりどりのデザインができるのが特徴です。
(記者リポート)
「こちらのうどん鉢ですが、生徒が高級な器でうどんを2玉食べたいという思いで作られました」
このうどん鉢は、生徒たちが約1年かけて作ったものです。塗り重ねた漆の厚さは約0.04ミリ。この表面をきれいに削ってデザインを描きました。
他にも、帯どめやマスクにつける飾りなど、約600点の商品を全て生徒が作りました。訪れた人たちは、生徒たちに商品の説明を受けながら、お気に入りを見つけていました。
(購入した人は―)
「ちょっと手に取って可愛らしいのがあって、家にでも置いていたらいいかなと。(高校生の)アイデアとか工夫が伝わってきたので、ちょっとこれは買ってもいいかなと」
(高松工芸高校 3年/大野純輝さん)
「(香川漆芸は)特徴的な模様だったり作り方だったりがあるので、香川漆芸の特徴的なところを見てほしいです」
販売会は、5日も午前10時から午後6時まで行われます。