岡山県真庭市で小学生が「発掘」を体験するワークショップが行われました。2000年後に自分たちの小学校が発掘されたらというユニークな設定です。
体育館に広げられた、約8メートルの長い布。インクを付けたローラーを転がすと、携帯、蚊取り線香などが現れます。
真庭市の落合小学校で図工の時間に行われたワークショップには、2年生25人が参加しました。講師は現代美術家の柴川敏之さんで、テーマは「もし今自分たちが通う小学校が2000年後に発掘されたら」です。
(山下佳乃リポート)
「文字が見えてきました。見えないものを自分たちが手を加えて見えるようにするという体験は、まさに『発掘』です」
電卓やそろばんなど、学校で使う道具やおもちゃの形が布に浮かび上がります。児童らは2000年後、今の時代がどう見えるのかワークショップを楽しみながら想像しました。
(参加した児童は―)
「すごく楽しいです」
「(発掘したのは)レゴブロックとか蚊取り線香とか計算機とか」
「(Q.学校のもので化石になったらいいなと思うものは?)黒板とか。(Q.大きいから?)うん」
子どもたちが発掘体験をした布は5月29日から8月28日まで、真庭市の蒜山郷土博物館で展示されます。