子どもの「隠れた才能」を見つけます。岡山市の大学で、小学生がいろいろなスポーツや最先端の体力測定を体験できるイベントが開かれました。
岡山市の環太平洋大学で開かれた「キッズスポーツパーク」には小学生約300人が集まりました。このイベントでは子どもたちが剣道やラグビーなど10種目のスポーツから好きなものを選びます。
指導したのは、それぞれの競技の全国大会などで結果を残す環太平洋大学の選手やコーチ陣。短い時間ながら本格的な指導が行われました。
(イベントを主催した岡山青年会議所/石井聖至 理事長)
「どういったスポーツ、習い事が自分のお子さんに向いているか、親御さんにも分からないと思うんです。体験しているその姿を見ていただいたら、どういったスポーツが子どもに向いているのかイメージが湧くんじゃないかなと思います」
部屋で行われていたのは「チアリーディング」。参加した子どものほとんどがダンス未経験ながら、わずか1時間で振り付けを覚えて発表まで行いました。
(体験した子どもは―)
「楽しかった。(Q.ダンス習ってるの?)習ってない。(Q.じゃあこんなに踊ったの初めて?)うん。(Q.またやってみたい?)やってみたい」
(母親は―)
「いつも見ない姿が見られるので。好きな種目を見つけてくれたら良いなと思います」
体力測定では全国トップクラスのアスリートも所属する環太平洋大学ならではの最新鋭の測定機器を使用し、子どもたちが「手・足の力」「すばやさ」「ばね」「反応の速さ」を測りました。
測定結果はすぐにコンピューターに送信され、全国平均との比較や特徴をその場で分析しました。
(参加した子どもは―)
「(Q.習い事やってる?)プール。(Q.他に何かやってみたい?)サッカー!」
「(Q.自分に手の力とすばやさがあるって知ってた?)いや知らなかった。(Q.中学で部活何に入りたい?)卓球。(Q.自信ついた?)うん」
環太平洋大学では今後もイベントに協力してデータを蓄積したいとしています。
将来的には子どもの体力測定の結果をもとに「どのスポーツで結果を出しやすいか」をその場で導き出し、指導するということも可能になるかもしれないそうです。
(環太平洋大学/大橋節子 学長)
「小さな時からどのスポーツに向いているだとか、どれをやって力があっただろうか(結果を)しっかりと見させていただいて、この後もサポートさせていただきたい」