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レースや網を用いて作った巨大な空間芸術 スロベニア在住の芸術家の作品展 香川・高松市

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 中央ヨーロッパに位置するスロべニア在住の女性作家が、レースや網を用いて作った巨大な空間芸術の作品が、香川県高松市のギャラリーで展示されています。

 約4坪の会場いっぱいに広がるのは、スロベニア在住の芸術家、エヴァ・ペトリッチさんの巨大なタコをイメージした作品です。

(記者リポート)
「こちらの作品、大小500のレースをつなぎ合わせてできているんです」

 白やピンクの布をつなぎ合わせていますが、よく見ると丸いレースは、ヨーロッパの女性がブラウスの襟として使っていたもの。またこちらの白い布は、魚取りに使われていた網をつなぎ合わせています。古いものでは80年以上前の布が使われています。

 また、レースの作品の脇には、ガラスでできた心臓が配置され、壁には、自らがモデルになって撮影した9枚の写真も展示されています。作品全体で、「人間が自然と共生しないと生きていけない」ことを表現しています。

(スロベニア在住の芸術家/エヴァ・ペトリッチさん)
「ご覧になった方には、人は、他人と苦しみを共有しなくては、成長することができないことを感じて欲しい」

 2022年夏に開催された「うたづアート・アワード2022」で優秀賞も受賞したエヴァ・ペトリッチさんの展示会「エヴァ・ペトリッチ展」は、10月11日から23日まで、高松市の「ホワイトキューブ高松つくもギャラリー」で開かれています。

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