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島と島を“無人でつなぐ” 海上の新たな乗り物として期待 香川・粟島で「海床ロボット」の実証実験

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 人を乗せて水の上を自由自在に動く「ロボット船」の実証実験が香川県の粟島で行われています。船の上で食事も楽しめます。

(記者リポート)
「船の上では食事と、粟島の雄大な景色をぷかぷかと浮かびながら楽しむことができます」

 香川県三豊市の粟島で行われている都市型自動運転船「海床ロボット」の体験会です。

 「海床ロボット」とは竹中工務店を中心とした民間企業などが作る次世代の海上モビリティです。2025年大阪万博での採択を目指して、今回粟島で実用化に向けての実験が行われました。

 海床ロボットは電気をエネルギーにして動き、船の四隅についたプロペラでドローンのように自由に動くことができます。また、事前に位置情報を入力することで目標地点へ自動で動くことができます。

(体験した人は―)
「本当に開放感がすごくて。アトラクション感もあり、レストランもあり、自然の中に入って食事ができる、貴重な感じがして楽しかったです。あっという間でした」
「(粟島の)中から見てると海がきれいだなと思いますけど、こっちから見ると島の緑とか、建物がすごくいい色合いになって素敵でした」

 将来は、ドローンで運べない重い資材の運搬や、島と島を無人でつなぐ海上の新たな乗り物として期待されています。

(竹中工務店 まちづくり戦略室/飯村治子さん)
「橋とかがないところでも、水上のエレベーターのようにボタンを押したら来て、行きたい場所に連れてってくれる。その場所場所で皆さんと(使い方を)一緒に考えていって、色々な可能性を探っていけたら良いなと」

 この実験は25日まで行われます。

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