防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。災害への備えなどを親子で体験できるイベントが岡山県早島町で行われました。
消火器の放水体験や、土のう作り体験。「フォレスタ!早島町ふれあいの森公園」で開かれた「防災デイキャンプ早島」です。早島町と地元企業でつくる実行委員会の主催によるもので、30組の家族が参加しました。
(早島防災デイキャンプ実行委員会/佐藤利行 委員長)
「皆さん方にも(防災活動を)体験をしていただくことによって、防災意識とそれから実際の行動をとれるように、また自分を守るようにできたらいいなと(思います)」
参加した家族は3つのグループに分かれて、災害時に必要な体験をします。心肺蘇生法やAEDの扱い方を指導するのは日本赤十字社の職員です。ほとんどの子どもたちがAEDを扱うのは初めてです。
(参加者は―)
「実際にスイッチ入れてやることできたんで、初めてだったんで、非常に良かったと思います」
子どもたちを対象にした消火器の放水体験は、早島町の防災担当職員が指導します。
(参加した子どもは―)
「消火器を使った消火訓練とかやったことがなかったので、楽しかったです」
「本当にやってみたりとかは初めてだったから、楽しかったです」
会場には備蓄用の食品や防災グッズなども展示され、いざというときに役立つ情報が提供されていました。
お昼ごはんには備蓄用のレトルトカレーが配給されました。エアロシェルターと呼ばれる大きな仮設テントの下で味わいます。このエアロシェルターは、幅約20m、奥行は10mほどあり、災害時には避難場所として活用されます。
(参加者は―)
「防災のことについての意識づけであるとか、そういったスキルの習得ができて、とてもいい会だなと思いました」
「今まで体験したことのないものを体験させてもらったり、防災のグッズとか、食材が実際に体験できたので、いいかなと思いました」
防災デイキャンプでは他にも、防災ベッドの組み立てや新聞紙を使った器作りも学びました。
(早島防災デイキャンプ実行委員会/佐藤利行 委員長)
「こういった訓練(体験)がどれだけたくさんできたかによってですね、実際には人災を防ぐことができるんではなかろうかな、自然災害に対応できるんではなかろうかなと(思います)」