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小学生が防災知識を学ぶ! ジュニア防災リーダー養成講座 岡山【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。小学生に防災意識を高めてもらう取り組みが岡山県倉敷市で行われています。未来の防災リーダーの誕生に期待が高まります。

 「くらしきジュニア防災リーダー養成講座」には倉敷市在住の小学5年生9人が参加しています。講座は全3回で災害の歴史や防災知識などを学んでいます。

 倉敷市真備町で復興活動に取り組む団体「川辺復興プロジェクトあるく」が企画しました。

(川辺防災プロジェクトあるく/槙原聡美 代表)
「西日本豪雨災害でほんとにつらい思い、怖い思いをしました。子どもたちが同じような思いをしないように、しっかりと防災について考えられる機会を作りたいなと思って開催をしました」

 養成講座には香川大学で防災を学ぶ学生もサポート役で参加。身近なものを使って防災グッズを作ります。作るのは新聞紙のお皿と、牛乳パックを加工したスプーンです。

 初めての体験に子どもたちは――。

(参加した小学生は―)
「難しかったけど、こんなやり方があるのを知ってよかった」

 子どものうちに防災知識を深めることは、大事なことだと槙原さんは言います。

(川辺防災プロジェクトあるく/槙原聡美 代表)
「西日本豪雨災害の時も、子どもたちが『避難しよう』とか『危ないんじゃない』っていう声掛けで、お家の方が動いたっていうことをたくさん聞いています、子どもたちの教育っていうのは大事かなと思います」

 お昼には、作ったお皿とスプーンで防災食を試食しました。

(参加した小学生は―)
「普通の(食事)とは違うけど、おいしい。災害の時は温めるとか贅沢言えんよ、水もガスも通らん時に」

 そのほか、香川大学の学生が考案した防災カードゲームで災害時のリスクについて学びました。

(参加した小学生は―)
「(学んだことを)家族や友達に伝えて、みんなで命を守っていきたいです」

 2回目の講座では、阪神・淡路大震災の経験や教訓を紹介している神戸市の「人と防災未来センター」を訪れ、災害時の行動について考えました。

(川辺防災プロジェクトあるく/槙原聡美 代表)
「率先避難できる人がいろんなところにいてくれれば『じゃあ私も避難しようかな』って思ってくれるように、波紋として広がっていくと思うんですね、なので、子どもたちがこれから先『一緒に避難しよう』って声をあげられるようなリーダーになってもらえたらうれしいなと思います」

 3回目の養成講座は9月3日に開かれ、救命講習や防災検定などが行われます。

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