縁起物として正月飾りなどに使われる「千両」の競りが香川県高松市の市場で行われました。
午前7時半に始まった競りには小売業者ら約40人が参加しました。13日は茨城県産を中心に約3万3000本の千両が競りにかけられました。
真っ赤な実が鮮やかな千両は、繁栄や富を意味する縁起物として正月飾りなどに使われます。
2022年は夏に雨が多かった影響などで、出荷量は例年よりも1割ほど減りましたが、朝夕に冷え込む時期が早かったことで実の色づきはよいそうです。
一方、千両の需要は減少傾向で、競りの規模も小さくなっているということです。
(高松花市場/天雲崇二 常務執行役員)
「ニーズに合わせた商品の供給を常に心掛けてやっていこうと思います」
千両は12月20日ごろからスーパーなどで販売されます。