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増加する不登校…解決に向け岡山市教委×岡山大学で新プロジェクト 教委がデータ提供し大学側が考察

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 岡山市では、不登校の小中学生が2021年度は過去最多でした。そこで岡山市教育委員会と岡山大学が協力して、不登校を考えるプロジェクトをスタートさせました。

 15日の記者会見には、岡山市教育委員会の三宅教育長や、岡山大学大学院の高瀬教育学研究科長らが出席しました。

(岡山市教育委員会/三宅泰司 教育長)
「我々と学校だけの努力では申し訳ないんですが、不十分であると。岡山大学の力を借りたい」

 岡山市の2021年度の不登校の児童・生徒は小学校で534人、中学校で736人でした。ともにその前の年度より100人以上増えていて過去最多でした。

 これを受けて、市の教育委員会と岡山大学が15日に立ち上げたのは「考えよう不登校」というプロジェクトです。

 岡山大学は、教育委員会が提供する不登校に関するデータや教育現場の声などを分析し、考察を加えます。そこで得られた研究成果については、教育委員会が学校での指導に生かしたり、教員の研修に活用したりするということです。

(岡山市教育委員会/三宅泰司 教育長)
「大人になっても社会と隔絶されるようなことになってはいけないので、義務教育のうちから手をつけるべき課題がある」

(岡山大学大学院 教育学研究科/高瀬淳 研究科長)
「地域、家庭、学校という全体を見渡しながら、学校がどういうふうにしていくか。岡山市と一緒に考えていければ、根本的な解決に少しずつ向かっていけるんじゃないか」

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