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丹下健三が設計した「船の体育館」がピアノコンクールの課題曲に 香川

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 国内外の若手ピアニストが競う「高松国際ピアノコンクール」の第3次審査で、解体の方針が決まった旧香川県立体育館にインスピレーションを受けた曲が演奏されました。

 第3次審査の課題曲「陸に浮かぶ船」は、作曲家・坂東祐大さんが、旧県立体育館の「独特で存在感のあるフォルム」や「見る角度によって表情が変わる構造」を「音楽で再解釈」し、今回のコンクールのために制作したということです。

 18、19日に行われた第3次審査には10人が進出。演奏した高松市出身の西本裕矢さん(20)は「旧県立体育館を小さい時からずっと見て育ってきたので、とてもイメージが湧いて、作品が持つ偉大なエネルギーを感じながら演奏できました」と話していました。本選へと進む5人は19日の夜、発表されます。

 旧県立体育館は世界的な建築家、丹下健三が設計し、1964年に完成。「船の体育館」の愛称で知られますが、老朽化で天井が落下する恐れがあるとして2014年に閉館。県は2023年度当初予算案に解体に向けた準備費用を計上する方針です。

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