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「基本マスク無し」の新学期 学校生活で気を付けたいことは? 子どもにとって初めての経験となることも

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 岡山市や高松市の小中学校では4月7日、新学期の始業式が開かれます。新学期の学校生活では「マスクを着用しない」ことが基本となります。2022年度と変わること、そして気を付けたいことは――。

 3月に行われた岡山県立高校の卒業式。岡山東商業高校では、卒業式でのマスク着用について、生徒は「任意」としました。

 マスクを外して式に臨んだ生徒がいた一方、多くの生徒はマスクを着けたまま出席しました。

(卒業生は―)
「マスクを外して証書を受け取ることで『3年間コロナを乗り切った』っていう意味で」
「任意だからこそ難しいのか、外したくても外せないという子が何人かいた」

 新型コロナ流行から約3年。学校生活のあらゆる場面でマスクを着けてきましたが、2023年度はその生活が変わろうとしています。

(岡山県教育委員会 保健体育課/片岡敏行 課長)
「これからはマスクを『着ける』『着けない』は自分の判断というふうに思いますので」

 岡山県、香川県の教育委員会は新学期から「児童・生徒および教職員にマスクの着用を求めない」などとした基本方針を各学校などに通知しました。

(岡山県教育委員会 保健体育課/片岡敏行 課長)
「児童・生徒の皆さんは年齢によっては(マスクを着ける)判断が困難な場合もあると思うので、家の方と相談して決めていただく」

 来週以降、多くの学校で開かれる入学式にも変化があります。

(岡山県教育委員会 保健体育課/片岡敏行 課長)
「卒業式の時には来賓の方ですとか保護者の方にはマスクの着用を求めるという方針を国も出していたが、入学式から基本的にはマスクの着用を求めない」

 さらに、校歌などを歌う際、卒業式ではマスク着用が求められましたが、入学式では「一定の距離を取ればマスクを外して歌ってもよい」としています。

 マスクを着けなくてもよい学校生活は、子どもたちにとっては「初めての経験」となるかもしれません。大切なのは、それぞれの判断を尊重することだとしています。

(岡山県教育委員会 保健体育課/片岡敏行 課長)
「基礎疾患があって『マスクを着ける』と判断されている方もいますし、マスクを着けられない着けたくない方もいます。マスクを外している外していないことで友達や他の人を傷つけたりしないようにしていただきたいと考えています」

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