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東日本大震災からまもなく12年 いま確認したい南海トラフ地震の被害想定 岡山・香川【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。今週土曜日、東日本大震災の発生から12年の節目を迎えます。今回は、今後、起きるとされる南海トラフ地震の被害想定などを改めてお伝えします。

 今後30年以内に70~80%の確率で起きるされている南海トラフ地震。

 東日本大震災のマグニチュード9.0と同じ規模の最大クラスの南海トラフ地震が起きた場合、香川県では最大震度7、岡山県では最大震度6強が予想されています。

 詳しく見てみると、震度7が想定されるのが東かがわ市、三豊市、観音寺市の沿岸部の一部。また、高松市などの海に近いエリアを中心に震度6強となっています。

 このほかの香川県の多くの場所も、黄色の震度6弱の揺れが想定されています。

 岡山県では、岡山市南区の干拓地を中心に震度6強の想定です。岡山市や倉敷市の市街地は震度6弱、岡山県南部の広い範囲で震度5強以上となっています。

 揺れの後には津波がやってきます。地震発生から1時間後には、紀伊水道から瀬戸内海に津波が侵入します。

 東かがわ市では地震発生の1時間半後に最大の津波が到達する予測です。

 予想される最大の津波の高さは、東かがわ市で3m、高松市・さぬき市で3.8m、笠岡市が3.4m、倉敷市が3.2m、岡山市東区が2.8mなどとなっています。

 揺れや津波によってさまざまな被害が予想されます。

 香川県では3万5000棟、岡山県は2万2500棟ほどが全壊するなどします。

 最悪の場合、死者は香川県で6200人。岡山県で3100人を超えると想定されています。ただし、岡山県は地震発生後に全員が一斉に避難すれば津波の死者は5分の1にまで減らせるとしています。

 被害想定は岡山・香川それぞれの県や市町村のホームページで確認することができます。

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