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難病ALSの男性が絵本を制作し小学校などに寄贈 体の動きや声を失ったライオンが主人公 香川・観音寺市

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 難病で体の動きや声を失った観音寺市の男性が、自分の思いを託し制作した絵本を地元の小学校などに寄贈しました。

 観音寺市役所で行われた贈呈式に出席したのは、香川県観音寺市で経営コンサルタント業を行う合田朝輝さん(35)と家族です。

 合田さんと友人が制作した絵本「フィーロくんのいと」が観音寺市の佐伯市長に贈られました。

 合田さんは5年前に、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、体の動きや声を失いました。

 子どもたちに自分の病気や思いをより分かりやすく伝えようと思い、友人2人と一緒に1年半かけて絵本を制作しました。

 絵本は、森に住むライオンが、突然、体に力が入らず、声が出せなくなったにもかかわらず、森に雷が落ちて傷ついた仲間たちを助けようと、奮起する様子を描いています。

(合田朝輝さん)
「つらくても悔しくてもあきらめないで挑戦することの大切さや、人と人とで支えあう意味を子どもたちにも伝えることを目的としております」

 絵本は、観音寺市の幼稚園や小学校などに配布されます。

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