カンボジアの小学校にトイレをつくろうと香川の大学生たちがクラウドファンディングを行っています。
香川大学の学生が中心となって2021年4月に立ち上がった国際協力NGO「U-dawn(ユードーン)」。
発展途上国を支援する活動を続けていて、2022年12月には「赤ちゃんを蘇生させる訓練」のための人形をカンボジアに贈りました。
そんな「U-dawn」が6月1日に始めたのが「カンボジアの小学校にトイレをつくるため」のクラウドファンディングです。
今回のプロジェクトを始めるにあたって、メンバーはカンボジアの教育省や現地のNGOから状況を聞き取りました。
(U-dawn[香川大学5年]/茂木貴慧さん)
「先生は教育省で管理しているんですけれども、水支援については教育省が把握しきれていなくて、本当にきれいな水が出ているかどうかは誰も知らない」
また2023年3月には実際にカンボジアの小学校を視察。トイレや手洗い場が足りていない現状を目の当たりにしました。
(U-dawn[香川大学2年]/永野瑞季さん)
「男の子だったら野外排泄をしていて、女の子だったら、100m先にお寺があるが、授業後そこまで行っているという感じ」
衛生面の問題を解決するとともに、授業に集中できる環境を作るため「U-dawn」は小学校に4つのトイレをつくることを目指しています。
クラウドファンディングの目標金額は100万円。「CAMPFIRE」のサイトで7月15日まで受け付けています。
(U-dawn[香川大学2年]/永野瑞季さん)
「現状を知って、少しでも子どもたちがよりよい学校生活を、勉強に集中できる学校生活を送ることができるようになったらいいなという思い」