少子化で閉校したさぬき市の小学校の跡地が、英語やITを学べる施設として活用されます。
さぬき市に新しくできるのは、「英語×IT」をコンセプトにした施設、「さぬきピアラーニングハブ」です。海外のIT企業と日本のエンジニアが集える場所などとして活用する予定です。
カンボジアにある工科大学へ日本から入学することなどを支援している東京都の企業が運営します。
この施設ができるのは、2019年に閉校した神前小学校の跡地です。
(山下佳乃リポート)
「学校は子どもたちが使っていた時の状態で残っています。教室の黒板や机はそのまま活用するということです」
雨漏りなどの修繕工事をするほかは、そのまま活用します。校舎だった場所を企業とエンジニアなどの交流拠点の施設に、体育館をイベントやセミナーを開ける場所などに変える予定です。
運営会社の社長・猪塚武さんは、さぬき市出身です。
(新施設の運営会社/猪塚武 社長)
「『あんた大学やっているよね』みたいな、そういう言い方を(知人に)されまして、結構ハートに響いたんですけど、実際にやってみようと」
5月のオープンをめざしていて、1月12日から利用者の募集を始めます。
さぬき市はこの施設を通して世界で活躍できる人材がさぬき市から生まれることを期待しています。
(新施設の運営会社/猪塚武 社長)
「神前小学校が成功して、周りの皆さんが自慢できるような施設になったらいいと思う」