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香川大会シード校・志度のエース 新鞍 護 「リベンジ」と「恩返し」を【甲子園へのキセキ】

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 夏の高校野球 岡山大会・香川大会がいよいよ、8日に開幕! 4年ぶりに声出し応援も解禁で、あの熱気が戻ってきます。香川大会の注目校。シード校、志度のエースは「リベンジ」と「恩返し」を果たすため夏のマウンドに立ちます。

 2023年春の香川大会決勝の舞台。主役に名乗りを上げたのは志度のエース・新鞍 護(にいくら・まもる)でした。

 7回まで最少失点で抑える気迫のピッチング! 4番バッターとしても初回から4打席連続で出塁。6回にはリードを広げるタイムリーを放ちました。

 しかし、8回裏で打たれ、優勝を逃しました。【志度 3-4 丸亀城西】

 思い知った一球の怖さ。

(志度/新鞍 護 投手[3年])
「『勝たないかん』という気持ちよりかは、『勝ったな』というところが強くあってしまって、気の緩さが出たかなと」

 新鞍が「甘い一球」につながったと振り返るのは「スタミナ不足」です。

(志度/新鞍 護 投手[3年])
「後半になってへばってきて足をつったり。体力面をもう1回見つめなおして夏に向けて頑張らないかんと」

 甲子園に行くために必要なのは、「9回まで」ではなく「決勝まで」投げ切るための体力。きつい投げ込みも頑張れるのは甲子園に連れていきたい人がいるからです。

(志度/新鞍 護 投手[3年])
「甲子園に一緒に行きたいなという思いが強く、そこも志度を選んだ理由ではあったので、一緒に甲子園行きたいと」

 監督で、そして、父でもある幸一さん。高校時代は高松西でセンバツに出場した経験もあります。

(新鞍 護 投手の父/新鞍 幸一 監督)
「小さい時から野球に取り組む姿勢はいろいろこだわりを持っている子で、何か強い意志を持って腹くくって(志度に)来たんだなと。いつもの監督としてプラスどこかで親としてという気持ちもあるのは正直あります」

 春にあと一歩で逃した優勝。この夏「リベンジ」と「恩返し」を果たします。

(志度/新鞍 護 投手[3年])
「この春も決勝で負けて、まだ優勝を志度は味わえてないので、最後は笑って終われるように優勝して終わりたいです」

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