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なぜ?「お盆を過ぎると海で泳いではいけない」「泳いだあと疲れる」海の疑問に専門家が回答【みんなのハテナ】

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 Park KSBアプリに皆さんから寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」です。7月17日は「海の日」ということで、今回のテーマは「海」です。

「海開きっていつ?」(香川県三木町 ちん 47歳)

 7月6日、香川県さぬき市の津田の松原海水浴場が海開きしました。2023年は4年ぶりに「海の家」が復活します。

 香川県では高松市の女木島と三豊市の父母ヶ浜の海水浴場が7月8日に海開きしました。

 また、岡山では倉敷市の沙美海水浴場が7月3日に、玉野市の渋川海水浴場が8日に海開きしました。さらに、瀬戸内市の牛窓海水浴場は7月15日に海開きする予定です。

 一方、岡山市の宝伝海水浴場と犬島海水浴場は監視員など人員の確保が難しいとして開設されません。

「泳いだ後あんなに疲れるのはなぜ?」(高松市 恭子 54歳)

 暑い夏。暑さを吹き飛ばそうと海水浴に行ったものの思った以上に疲れてしまった……という経験はありませんか?

 香川大学創造工学部の畔柳昭雄客員教授が指摘するのは「太陽」の影響です。

 海水浴の場合、肌を多く露出した状態で海に入ったり砂浜を移動したり日光浴したりします。この時、体は長い時間直射日光にさらされています。

 体は紫外線を浴びると「疲れ」を感じるとされています。この紫外線に「暑さ」が合わさることにより、思っていた以上の疲労感を感じることにつながる、ということです。

 一方、「海洋療法」を研究する琉球大学の荒川雅志教授は「海水浴」で自然の開放感を感じたり浮いたりすることで、心や体をリラックスさせる効果も期待できるとしています。

 海水浴では熱中症対策に気をつけながら、できるだけ五感で自然を感じてほしいと呼び掛けています。

「なぜお盆を過ぎると海で泳いではいけないの?」(三木町 くまくん 50歳)

 この疑問については四国水族館に聞いてみました。

(四国水族館/下村実 飼育展示部長)
「とても毒が多いクラゲ、『アンドンクラゲ』っていうんですけど、それがお盆の時期になると岸辺近くに発生しているんですよ。それに刺されちゃうとすごい痛いんです。なので、クラゲが発生する時季になるお盆過ぎくらいの海には行かない方がいいですよ、ということなんです」

 アンドンクラゲはお盆の時期に大きくなり波に乗って海岸近くに現れるということです。では、クラゲに刺されてしまった時はどのように対処すればいいのでしょうか。

(四国水族館/下村実 飼育展示部長)
「きれいな海水でばーっと洗って、そしてすぐにお医者さんに行ってください」

 下村さんによると大切なのは「海水」で洗うこと。真水で洗うと、残った毒針が刺激を受けてさらに体に入ってしまう恐れもあるそうです。

 クラゲのほかエイなど毒を持つ生き物には注意が必要ですが、海水浴では「いろいろな生き物に出会う」という楽しみ方もできそうです。

(四国水族館/下村実 飼育展示部長)
「カレイとかたまに浅瀬にあらわれるんです。野生で出会ったらそれはそれでラッキーなんです。全ての生き物が野生で出会えるということはすごい良いことなんでね、それを楽しんでもらえたら」

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