議長に対する不信任決議案が可決され、半数近くの議員が本会議を欠席するなど混乱が続いている観音寺市議会で19日、議員13人が、連名で議長に対する辞職勧告書を提出しました。
観音寺市議会では、篠原和代議長がクールビズを推奨する通達を出していたにもかかわらず、議員3人にネクタイの着用を求めた事から、8月31日、篠原議長に対する不信任決議案が提出され賛成多数で可決されました。
その後も混乱が続いていて、9月7日には、議長が議会を一時休会して欠席した議員に「出席催告」を行い、出席した議員のみで一般質問を行いました。しかし一部の議員が本会議を欠席する異例の事態となっています。
こうした事態を受け19日、観音寺市議会の17人中13人の議員は、「議会の正常化のためには、一刻も早い議長の辞職はやむをえない」として、連名で、篠原議長に対する辞職勧告書を提出しました。
KSBの取材に対して篠原議長は「混乱の原因は私にあり、市民に対して申し訳ないと思うが、納得できないところもあり、進退について迷っている」と話しています。
9月定例観音寺市議会は21日、最終日を迎えます。