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「こんぴら歌舞伎」準備費の予算案を可決 5年ぶりの開催に向け関係者の期待膨らむ 香川・琴平町

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 5年ぶりの開催に向けて関係者の期待が膨らみます。香川県琴平町で9月定例町議会が開かれ、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の準備費用を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決されました。

 1985年に始まった「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」を舞台に、全国から大勢の歌舞伎ファンらが訪れる人気イベントでした。

 しかし、新型コロナや、舞台の金丸座の耐震改修のため、2020年から4年間、中止が続いていました。

 そうした中、19日開かれた琴平町の9月定例町議会で、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の公演準備費約386万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を全会一致で可決しました。また、公演費3億3000万円を2024年度の債務負担行為として設定しています。

(琴平町/片岡英樹 町長)
「琴平に春が訪れたなと感じていただけるよう、本町の町おこしの最大のイベントを、半年間という残り短い期間ではありますが、鋭意、尽力してまいります」

 386万円の公演準備費は今後、町の職員が開催日程や出演者などについて、東京の松竹と具体的な交渉を進める際の交通費や会場設営費に充てられます。

 琴平町の宿泊施設も、こんぴら歌舞伎の復活に期待を寄せています。

(ことひら温泉 琴参閣/矢野賢二 副支配人)
「歌舞伎がないと、1年ほんとに始まっていたのかなという気がするくらいで。待ちわびておりました。自然と笑顔が出てくるところでございます」

 また、こんぴらさんの表参道にある土産物店でも、5年ぶりの復活に向け期待の声が聞かれました。

(土産物店主)
「来る人の客層がちょっと違うというか、皆きれいな格好の人が増えますね。やっぱりにぎわいが戻って来るのはうれしいですよね。5年ぶりですかね。もう忘れてしまいますよ」

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