高松市出身の現代美術家・川島猛さん、93歳。その足跡を辿る展示会が高松市で開かれています。
展示会初日、川島猛さんが会場の高松市美術館を訪れました。
今回の展示会では川島さんがニューヨークへと渡った1963年から現在に至る60年間を28点の作品から振り返ることができます。
(川島猛さん)
「作品綺麗やね、今こうやって見てても、よかったです」
「N.Y.20」(1965年)は、渡米して2年後に描いた作品です。川島さんの作品は時代を追うごとに作風が変化していきますが、「人間への興味」や「生命の謳歌」というテーマは一貫しています。
1980年代に入るとニューヨークの喧騒やエネルギッシュな躍動感がみなぎる作品を多く制作しました。
そして、2016年に活動拠点を高松に戻し、93歳となった今も制作を続けています。
この展示会「川島猛展」は11月12日まで開かれています。