香川県知事と議員らのブラジルなどへの訪問をめぐり、池田知事は精査した費用について「県民から理解を得られる」という考えを示しました。
(香川県/池田豊人 知事)
「今回の内容については理解を求めて、理解していただける内容ではないかと考えております」
池田知事と県議6人らは移住者や現地の県人会と友好親善を図るため、11月10日からブラジルやアメリカなど3カ国を訪問します。
この費用が「高すぎる」として市民団体が県議会に見直しを求める陳情書や約3万2000人分の署名を提出していました。
県と県議会は9月、6月議会で発表していた計画から宿泊する部屋のグレードを下げるなど費用を精査。知事と議員6人、随行の職員をあわせた11人で総額1763万円だと発表しました。(知事は199万円、県議は1人当たり188万円)
10日の会見で池田知事は「南米の県人会との絆を深めるだけでなく、訪問する3カ国の企業や経済団体などとの連携を築き瀬戸芸や県産品のPRにもつなげたい」と訪問の意義を強調しました。
県議会の代表質問で今回のアメリカでの行程を「観光旅行」と表現した植田真紀議員の発言については……。
(香川県/池田豊人 知事)
「観光と言われることは自分としても本意ではない。遺憾、残念という思いはいたしました」
一方、県議会がこの発言の削除を求める動議や問責決議を可決したことについては「コメントを控える」としています。