香川県坂出市が運営する庭園のコイがコイヘルペスウイルスに感染していることがわかり、感染拡大を食い止めるため、21日、市などが庭園のコイを回収しました。
回収されたのは、坂出市が運営する庭園「香風園」の池にいる約200匹のコイです。市の職員ら約20人が網などを使って池の端に追い込みながらすべてのコイを回収しました。
坂出市によると、香風園では11月7日から9日にかけて、コイが8匹ほど死んでいるのが見つかりました。池のコイを国の研究所で調べたところ、14日にコイヘルペスウイルスへの感染が確認されました。
コイヘルペスウイルス病は、マゴイやニシキゴイ特有の病気で、人やコイ以外の魚へ感染することはありません。
香川県は14日、坂出市に「まん延防止措置命令」を出し、感染拡大を防ぐために香風園のコイの移動を禁止し、すべてを殺処分するとしていました。
坂出市は回収したコイを22日までに処分する予定です。