岡山県教育委員会は、岡山市にある岡山盲学校と岡山聾学校の新しい校舎の整備について、素案を示しました。
素案は、9日に開かれた有識者らによる検討委員会の中で示されました。
それによると、岡山市中区の岡山聾学校のグラウンドに聾学校と盲学校の機能を持つ新たな施設を整備します。その上で、それぞれの障害に応じた適切な指導ができるよう、特別教室や体育館などの共用部分以外は、建物を分けるということです。
2029年度に開校する予定で、総事業費は約50億円を見込んでいます。
9日の会合で委員からは、「利便性や安全性に配慮して、特別教室はできるだけ分けた方がいい」などの意見が出ました。県教委は、意見を踏まえ、2023年度中に基本構想を策定することを目指します。