「はだか祭り」として知られる岡山市の西大寺会陽。2024年は4年ぶりとなる宝木の争奪戦が行われます。
1月29日、岡山市東区の西大寺観音院では最初の儀式「事始め」が行われました。
棟梁の次田和生さんと弟の典生さんが、張り詰めた空気の中、宝木を作るために使うのこぎりや、かんななどの道具を丹念に手入れしました。
西大寺会陽は、一対の宝木を締め込み姿の男たちが福を求めて奪い合う伝統の祭りです。
新型コロナウイルスの影響で2021年から宝木の争奪戦は中止となっていましたが、2024年は4年ぶりに復活します。
(金陵山西大寺/坪井綾広 住職)
「祭りをすることによって地域が一体になっていく、つながっていく、にぎわいを取り戻したその先に見えてくる笑顔と申しますか、そういったものを1人でも多くの方に感じていただきたい」
西大寺会陽は2月17日に行われ、午後10時に宝木が投下されます。