「はだか祭り」として知られる西大寺会陽が18日、岡山市で行われました。宝木の争奪戦は2023年も見送られたものの、3年ぶりに裸の男たちが境内を練り歩きました。
岡山市東区の西大寺観音院では、午後7時ごろから締め込み姿の男たち約2000人が境内を練り歩く「地押し」が始まりました。
(在間隆真リポート)
「裸の男たちが上がってきました。両手を上げて水が掛けられるのを待っています。今、御福窓から水が撒かれました、大歓声です。わっしょいわっしょいの掛け声とともに歩みを進めています」
境内には約2万人の観客がつめかけ、新型コロナの影響で2021年、2022年と見られなかった裸の男たちの熱気と迫力を間近で見守りました。
(参加者は―)
「冷たいですけど気持ちいいです。楽しいです」
「うれしいです、こんなに盛り上がって」
「長年待ちわびていたので、とてもうれしく思います」
「3年ぶりなので最高にいい気持ちです。やりたいなぁと思いながら、ずっと待っていました」
そして午後10時。御福窓から宝木が投下されました。福男を決める「宝木の争奪戦」は2023年も行わず、祭りを支える祝い主が代表して受け取りました。
(参加者は―)
「そわそわそわそわしながら、ずっと1年、2年、3年。複雑な気持ちですけど、(宝木の)争奪戦がしたいので。来年は是非やってもらいたい」