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「ことでん」が2023年度決算を発表 4期ぶりの黒字 新型コロナの5類移行などで鉄道事業が回復

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 高松市の「ことでん」が2023年3月期決算を発表しました。新型コロナの5類移行などで鉄道事業が回復したこともあり4期ぶりの黒字となりました。

 2023年度のことでんの鉄道事業やテナントビル事業などを合わせた全ての事業の営業収益は、前年度よりも3億8800万円多い35億4400万円でした。営業利益は3億8300万円で、新型コロナが流行する前の2019年度以来4年ぶりの黒字となりました。

 鉄道事業収益は2023年5月の運賃改定や新型コロナの5類移行による人流の回復などによって、新型コロナよりも前の2019年度の96%ほどまで回復しました。

 一方、定期券を持たない人の輸送人数は2019年度の86%ほどに留まっていて、ことでんは回復するまで5年はかかるとみています。

 ところで、ことでんが決算の詳細を記者発表するのは21年ぶりです。

 ことでんはさまざまな情報を開示していくことが住民の理解を得るには重要だと考え、今後は年度につき2回の決算報告を継続して行く方針です。

(ことでん/植田俊也 社長)
「皆様方にも非常にご迷惑をかけた踏切問題のようなことにもなっていきますので、やはり鉄道を維持していくのはある程度コストがかかるということを皆様方にもご理解いただきたいと」

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