約7000体のひな人形で商店街を華やかに彩る「備前片上ひなめぐり」が始まりました。
ガレージの下や、店の入り口、民家の塀の上にも。町のあちらこちらにひな人形が並んでいます。
岡山県備前市の片上地区で始まった「備前片上ひなめぐり」です。約80カ所に7000体ほどのひな人形が飾られているそうです。
宇佐八幡宮の石段をひな壇に見立てた特大の「ひな飾り」です。62段の石段に約300体のひな人形が並ぶ光景はまさに圧巻。
期間中、実行委員会や地元の人たちが毎朝、飾り付けをするそうです。
商店街の広場に設けられたメイン会場では、江戸時代に作られたとされる豪華な「御殿びな」が約30点展示されています。
(備前片上ひなめぐり実行委員会/宇治橋雅子 代表)
「正月を過ぎてからこつこつと飾ってきましたけど、皆さんが喜んで見てくださるのをうれしく思っています。毎年飾り方を変えているのでそういうところを見てもらえたら」
愛犬と一緒に写真を撮る人も……皆さん、楽しそうです。
(訪れた人は―)
「歴史が感じられてすごくいいですね。街の人が一体になって作り上げているのが素晴らしい」
「備前片上ひなめぐり」は3月3日まで開かれます。