事故から5月11日で70年です。1955年に高松港沖で起きた紫雲丸事故の慰霊祭が行われました。
瀬戸内海を望む高松市西宝町の西方寺では、午前11時から遺族や生存者などが参列して慰霊祭が行われました。
旧国鉄の連絡船「紫雲丸」は、1955年5月11日の朝、濃霧が立ち込める高松港沖で貨物船と衝突して沈没。修学旅行の高知県などの小中学生100人を含む168人が死亡しました。岩部吉雄さん(77)は、父親を事故で亡くしました。
(岩部吉雄さん)
「命ある限りこちらへ法要に来ると決意している。嵐とか大雨とか北海道(知床での沈没事故)もそうですけど、絶対に出航してはいけないですよ」