サッカー女子ワールドカップで世界一に輝いた、元なでしこジャパンのゴールキーパー・福元美穂選手が9年ぶりに岡山湯郷ベルに復帰しました。
(9年ぶりに湯郷ベルに復帰/福元美穂 選手)
「まだ信じられないというか、ちょっと夢のような感じなんですけど、一杯考えて出した答えが最後、湯郷ベルのユニホームを着て感謝を伝えたいというものだった」
美作市役所で開かれた加入記者会見にはサポーターなど約150人が駆け付けました。
福元美穂選手は高校卒業後の2002年に湯郷ベルに加入し、すでに現役を引退した宮間あやさんとともにチームをけん引しました。
日本代表としては2011年のサッカー女子ワールドカップに出場し初優勝に貢献。日本中に感動を与え湯郷の街を盛り上げました!
福元選手は2016年、フロントと意見が合わないことなどを理由に、15年間過ごしたチームを退団しました。
(9年ぶりに湯郷ベルに復帰/福元美穂 選手)
「応援してくださっていた、たくさんの方に感謝をお伝えすることができず、それが心に引っかかっていて、このまま引退してしまったら一生後悔するのではないかと思い」
もう一度感謝を伝えたい。この思いが地域密着を掲げるチームの思いと重なりました。
(岡山湯郷ベル/高橋寿輝 ゼネラルマネージャー)
「過去のところと今後の未来のところをつなげていくにあたって、福元選手と当時の宮間選手、この2人が何らかの形でベルに関わってほしいなというのはずっと前から思っていた。やっとスタートラインに立つのが福元選手の加入だと思う」
湯郷ベルによると福元選手は来週からチームに本格合流し、早ければ6月8日のアウェーのリーグ戦から出場します。
新しい背番号は「39」。ありがとうの思いを胸に新たな一歩を踏み出します。
(9年ぶりに湯郷ベルに復帰/福元美穂 選手)
「(Q.宮間さんにベル復帰は伝えた?)『自分の決めた道を頑張ったらいい、応援している』と言ってもらった。やっぱり変わらないのは人の温かさ。クラブ、地域の皆さんの力になれるように精一杯頑張りますのでこれからよろしくお願いします」