4月から5月にかけて岡山県で警察官をかたる特殊詐欺被害が連続して発生し、県警が注意を呼び掛けています。
岡山県警によりますと、4月中旬から5月上旬にかけて、警察官をかたる人物にビデオ通話やSNSでのやり取りを通じて現金をだまし取られる特殊詐欺被害と未遂が3件ありました。
このうち4月中旬には県南部に住む20代の男性が約700万円を、4月下旬には県南部に住む70代の男性が約900万円をだまし取られました。
岡山県警では「警察はSNSやビデオ通話で連絡したり捜査などの名目で金銭を要求したりすることはない」「電話の相手が警察官を名乗った場合は相手の部署や警察署の名前などを確認し、一度電話を切って事実を確認してほしい」などと呼び掛けています。
岡山県ではこうした詐欺を含めた特殊詐欺の被害総額が2025年に入って2億円を超えていて、2024年の同じ時期と比べて約2.3倍になっています。