巨人の終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日朝、亡くなりました。高松市在住で元プロ野球選手の山口富士雄さん(82)が、高松で見た新人時代の長嶋さんなど在りし日の姿を振り返りました。
(元プロ野球選手/山口富士雄さん)
「長嶋さんが巨人入って初めてのオープン戦が高松であったんですね。それをなぜか見に行っていた。3塁側が巨人のベンチでその上で見ていたんですけど、真正面に長嶋さんが守っていたサードをそこばかり見ていた。色が白くてかっこよかった)
現在の高松市中央公園の場所にあった野球場。その球場で行われた試合で、当時中学生の山口少年はさらにすごいシーンを目撃しました。
(元プロ野球選手/山口富士雄さん)
「プロ入りして初めて、公式戦じゃないけれど高松市中央球場でホームラン打ったんですよね。それを見ていた。よく覚えていますけど。(Q.どんなホームラン?)ライナー。ロケットみたいにいったからすごいなぁと」
その後、山口さんもプロ野球の阪急に入り、長嶋さんとは日本シリーズで対戦もしました。
(元プロ野球選手/山口富士雄さん)
「日本シリーズは現役の時に3回やって3回負けましたわ。勝てない。あの人なんか、長嶋さんなんか見て参考になることなんか1つもありませんよ。出来ないもんあんなこと」
日本シリーズの最終戦で、ホームランを打った長嶋さんにセカンドベース上で話しかけた時の返答には驚いたと言います。
(元プロ野球選手/山口富士雄さん)
「先輩ナイスバッディングっていったら、『いいんだよ、野球は。今からゴルフゴルフ、ゴルフ行こう』って。あれには参った。こんな気持ちでやっているんだ、勝てるわけないわとしみじみ思った」
(元プロ野球選手/山口富士雄さん)
「野球を盛り上げたという意味ではあの人がナンバーワンじゃないですか。またああいう人が出てくればいいですけどなかなか」