警察官になりすまし、岡山県瀬戸内市の女性（87）からキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、和歌山県の男（23）が逮捕されました。警察は、男がいわゆる闇バイトに応募して犯行グループに加わった「受け子」だとみて調べています。
窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは、和歌山県田辺市の無職の男（23）です。
警察によりますと、男は氏名不詳者らと共謀し、警察官になりすましキャッシュカードを盗もうと計画。
16日、共犯者が瀬戸内市の女性（87）に「口座から不正に現金が引き出されているので、警察官がキャッシュカードを取りに行く」などとうその電話をしました。
その後、男（23）が警察官になりすまして女性の自宅を訪問し、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれています。
女性と一緒に住んでいた次男が警察官になりすました男を不審に思い問い詰めたところ、男は逃走。通報を受けた警察が調べていたところ、瀬戸内市内で男を見つけたため緊急逮捕しました。
男は「間違いありません」と容疑を認めていて、「インスタグラムで高額バイトの応募がありそれに応募した」という趣旨の話をしているということです。
警察は、「警察官や銀行員などがキャッシュカードの暗証番号を聞いたり預かったりすることはない」 「警察を名乗る人物が電話をかけてきたときは、相手の所属や名前を確認して、最寄りの警察署や警察総合相談電話（＃9110）に一旦連絡するなど慎重に対応してほしい」と呼び掛けています。
