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吉備中央町 ふるさと納税返礼品のコメ送れてない人へ…基準超で調達する計画「責任を果たすための対応」 岡山

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 岡山県吉備中央町が2024年度のふるさと納税を巡って、返礼品のコメを送れていない人に新たにコメを調達して送る計画をしていることがわかりました。

 吉備中央町はコメの調達費が国の基準を超えていたとして、ふるさと納税の対象自治体の指定を取り消されましたが、今回新たに調達する費用もこの基準を大幅に超えています。

 吉備中央町は、「ふるさと納税の返礼品の調達費は寄付額の30%以内」とする国の基準に違反したとして、6月17日付でふるさと納税の指定を取り消されました。

 吉備中央町のふるさと納税を巡っては、2024年度はコメが足りず、寄付を申し込んだ人の一部、約1万1500人にまだコメを送れていません。

 吉備中央町によると、送れていない人への対応として、2025年秋以降に収穫する新米を調達して送る計画を立てているということです。
 調達費は60kgあたり2万4000円で、ふるさと納税に当てはめると調達率は55%ほどとなり、国の基準の30%を大幅に上回ります。

 これについて町は「コメを送れていない人に責任を果たすための対応。ふるさと納税の制度と捉えられるか判断できない」としています。

 岡山県は「県としては問題ないとは言えないが、吉備中央町の場合は、ふるさと納税の枠組みをすでに外れていて、今回の対応が制度上どう位置付けられるか確認する必要がある」としています。

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