日本銀行高松支店が10日、金融経済概況を発表しました。香川県内の景気は「持ち直している」として、4カ月連続で判断を据え置きました。
個人消費は緩やかな増加基調にあるとしています。瀬戸内国際芸術祭や台湾便の増便などでインバウンドを含めた観光が好調で、5月~7月の入込客数が前年を上回りました。
設備投資は増加、住宅投資は弱めの動き、公共投資は持ち直しのペースが鈍化しているとしました。
雇用・所得情勢は緩やかに改善、生鮮食品を除く消費者物価は前年比2%台半ばのプラスとなっているとしています。
先行きについては、「アメリカとの通商政策リスクが香川県にも二次的に波及し、成長が鈍化する可能性がある」としています。