誘拐など犯罪リスクが高い場所を探す「防犯教室」が8日、香川県観音寺市の小学校で行われました。
観音寺小学校の5年生約90人が香川大学の学生ボランティア「防犯パトロール隊」から、誘拐などの犯罪は周りから「見えにくい」場所で起こりやすいことを学びました。
その後、約20班に分かれて学校周辺を歩き、危険な場所を探しました。最初に向かったのは塀に囲まれた狭い道です。
(防犯パトロール隊の学生)
「街灯もないな。ここ夜は真っ暗なんちゃうん?ここ危ないね」
塀などで家の中から道が見えにくく、犯罪リスクが高いそうです。児童たちは普段、通学で使っている道の近くに「危険」な場所があることも学びました。
(防犯パトロール隊の学生)
「ここ、すごい草むらやから隠れやすいところ。隠れやすいし、下に引き込まれてもわからん」
他にも人通りが少ない場所を確認し、地図にシールを貼って防犯マップを作りました。
最後に教室に戻って被害に遭わないための対策を考えました。児童からは「危険な場所は通らない」「寄り道をしない」などの意見が出ていました。
(児童は―)
「細い道と暗いところが危険だと思いました。友達と帰ってたまに後ろ振り向いたりして帰るようにします」
「塀が高かったり人通りが少ないところはあんまり通らない方がいいよって伝えたいです。危険なことがあったら大人の人に伝えたいです」