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倉敷市の楯築遺跡で発掘調査を開始 突出部周辺の国史跡指定を目指す

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 10月15日、倉敷市教育委員会は、倉敷市矢部にある弥生時代後期の墳丘墓(ふんきゅうぼ)・楯築(たてつき)遺跡の発掘調査を始めました。墳丘墓とは土や石を積み重ねた丘のような形状のお墓です。

 楯築遺跡は、同時代の墳丘墓としては日本最大級の大きさで、現存する円丘の部分(直径約50m・高さ約5m)が国史跡になっています。

 この遺跡の特異な点としては、円丘の北東側と南西側に2つの長方形の「突出部」を持つことが挙げられます。 ただし、突出部は1970年代の宅地造成により元の姿をとどめておらず、現時点で国史跡に含まれていません。

 今回の発掘調査は、突出部の一部を対象とするものです。2025年度の調査(10月15日~11月14日)では、120平方メートル(深さ4m)の区域を調べる予定です。

 倉敷市教委は、調査の成果を踏まえ、突出部周辺についても国史跡に指定したい考えです。また、観光客の誘致や、教育の場としても、活用したいとしています。調査は2027年度まで行う予定です。

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