香川県は20日、県庁におけるカスタマーハラスメント対策を強化するため、基本方針を策定しました。
基本方針では、まずカスハラの定義を「職員が従事する業務の性質などに照らして、社会通念上許容される範囲を超え、就業が害されるもの」としました。具体的には、土下座の要求、しつこい言動、居座り、差別的・性的な言動、職員個人への攻撃などを挙げています。
そして、カスハラへの対応姿勢として「県民の意見や要望に丁寧かつ真摯に対応しつつ、カスハラに対しては対応を打ち切るなど組織として毅然とした対応をとり、状況に応じて警察や弁護士への相談など法的に対応する」としました。
県は、併せて作成した「カスタマーハラスメント対応マニュアル」を基に全職員に研修を行い、庁舎内にカスハラ防止を啓発するポスターを掲示することにしています。