オーストリア南部で相次いで通行人が刃物で襲われる事件があり、23歳のシリア国籍の男が逮捕されました。
オーストリア南部のフィラハ中心部で15日、刃物を持った男が通行人を次々と襲い、14歳の少年が死亡しました。
6人がけがをしていて、うち2人が重傷です。
犯行を目撃した配達員の男性が運転していた車で男にぶつかり、被害が広がるのを防いだということです。
逮捕されたのはシリア国籍の男で、警察は無差別テロの可能性もあるとみて動機などを調べています。
AP通信によりますと、オーストリアのカルナー内相は16日、逮捕されたシリア国籍の男が過激派組織「イスラム国」とつながりがあったと述べました。
ヨーロッパでは13日にもドイツのミュンヘンでデモ隊に車が突っ込み、2人が死亡、およそ40人がけがをする事件が起きたばかりでした。
滞在許可を持つアフガニスタン国籍の男が逮捕され、故意に突入したことを認めています。
