去年、中国南部の深セン市で日本人学校の男児が刺され死亡した事件で、死刑判決を受けた被告が上訴をしなかったことが分かりました。
事件は去年9月に起きました。
逮捕された当時45歳の鍾長春被告に対して1審は先月25日、故意殺人罪で執行猶予なしの死刑判決を言い渡しています。
在広州日本総領事館によりますと、19日午前、深セン市政府から被告が上訴しなかったと連絡がありました。
上訴をしなかった理由は伝えられていません。
この後、上級の裁判所による再審査と、最高裁による承認を経て死刑が確定します。
この事件では被告が日本人を狙ったかどうかが焦点でしたが、公判では明らかになりませんでした。