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帝国劇場が建て替えのため一時休館 現在の劇場は59年の歴史

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 東京・千代田区にある帝国劇場が28日、建て替えのため大千穐楽を迎えました。

 帝国劇場は明治時代に開場した日本で初めての本格的な西洋劇場で、現在の劇場は1966年に2代目として開場しました。

 大作ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「エリザベート」、舞台「千と千尋の神隠し」など幅広いジャンルの演劇作品を上演し、2代目の劇場では再演を除き、372作品の舞台が上演されたということです。

 2代目の劇場ラストの今月28日、最後の演目として俳優の市村正親さんらが出演するコンサートが開かれ、劇場の周りには大勢の人が訪れました。

来場者 「青春時代からずっと通い続けた劇場だったので、最後はぜひとも見届けたいという思いで、3カ月も4カ月も前からきょうを心待ちにしていました。初めて見た演目はミス・サイゴンの初演。(これまで帝国劇場に)280回ぐらいは来ています」 「(Q.どんな魅力がある?)帝国劇場で見たいということがある。同じ作品でも一度は帝国劇場で観劇したい」 「(帝国劇場には)小学生のころから何度か。きょうが最後だと思うと本当に寂しい思いでいっぱいです。歴史のある劇場なので、いったん閉館してしまうのはとても寂しいですが、次の新たに生まれ変わった帝劇を楽しみにしています」

コンサートを見た女性 「オープニングから大盛り上がりで、1曲1曲が感無量。すごく楽しい。島田歌穂さんのレ・ミゼラブルの曲とか胸がいっぱいになりました。最後を見ることができてうれしかったです」

 28日は歴代の俳優約50人とお客さん全員で「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」を歌い、幕が下りました。

 3代目になる新しい劇場は2030年度のオープンを目指しているということです。

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